概要

✅ 条件分岐（if文）とは？

プログラムに**「ある条件のときにだけ処理を実行する」**よう指示するための構文です。

🧠 基本構成

if 条件:
    実行したい処理

必要に応じて以下も使えます：

• elif（それ以外の条件）
• else（それ以外すべて）

📌 使用目的

• ユーザーの入力に応じた反応を変える
• 数値の大小や一致をチェック
• 状態に応じた処理の分岐（例：ログイン判定、在庫判定など）

📊 比較演算子一覧

🔁 例

score = 80

if score >= 90:
    print("とても良い！")
elif score >= 70:
    print("まあまあだね")
else:
    print("もっと頑張ろう！")

基本構成

✅ 基本構成（書き方）

if 条件:
    実行する処理

🔸 例：

x = 10

if x > 5:
    print("xは5より大きい")

• if：条件を判定するためのキーワード
• x > 5：条件式（True または False になる）
• :（コロン）：条件の後に必ずつける
• print(...)：インデント（字下げ）して書く処理

✅ elifとelseを使った構成

if 条件1:
    処理1
elif 条件2:
    処理2
else:
    それ以外の処理

🔸 例：

x = 3

if x > 5:
    print("xは5より大きい")
elif x == 5:
    print("xは5ちょうど")
else:
    print("xは5より小さい")

✅ インデントに注意！

Pythonではインデント（字下げ）がとても重要です。
if文の中の処理は半角スペース4つ（またはタブ）で字下げします。

使用目的

🎯 使用目的とは？

if文は、「ある条件が成り立つときだけ特定の処理を実行する」ために使います。
これにより、プログラムに判断力や選択的な行動を持たせることができます。

🧩 主な使用シーン（目的）

① 入力に応じた処理の分岐

ユーザーの入力内容によって処理を変える。

name = input("あなたの名前は？ ")
if name == "ケン":
    print("こんにちは！ケンさん")
else:
    print("はじめまして！")

② 数値や条件の判定

テストの点数や数値の大小で評価や処理を変える。

score = 85

if score >= 90:
    print("優秀！")
elif score >= 70:
    print("合格！")
else:
    print("不合格…")

③ ゲームやアプリでの状態分岐

HPが0以下ならゲームオーバーなど、状況によって分岐する。

hp = 0

if hp <= 0:
    print("ゲームオーバー")

④ ログイン・認証などのチェック

ユーザーIDやパスワードの一致確認。

user = "admin"
password = "1234"

if user == "admin" and password == "1234":
    print("ログイン成功")
else:
    print("ログイン失敗")

⑤ 複雑な処理の自動化や選択

複数の条件を組み合わせて、複雑な分岐処理を行う。

temp = 30

if temp >= 35:
    print("猛暑日です")
elif temp >= 30:
    print("真夏日です")
elif temp >= 25:
    print("夏日です")
else:
    print("涼しい日です")

🔚 まとめ

if文は「判断」「分岐」をするための基本中の基本！
使いこなすことで、よりインタラクティブで賢いプログラムが作れます ✨

比較演算子一覧

条件分岐（if文）での判定に欠かせない要素です！

🔍 比較演算子 一覧表（Python）

🧠 使い方の例

x = 10

if x >= 5:
    print("xは5以上です")

✅ 論理演算子と組み合わせて使うことも！

例

🧪 基本的な例：数の判定

x = 10

if x > 5:
    print("xは5より大きい")

✅ 結果：xは5より大きい と表示される

🧮 複数条件の例：点数判定

score = 85

if score >= 90:
    print("すごい！優秀です！")
elif score >= 70:
    print("合格です！")
else:
    print("もう少しがんばろう！")

👤 入力に応じた判定

name = input("あなたの名前は？ ")

if name == "けんいちろう":
    print("こんにちは！川上さん！")
else:
    print("はじめまして！")

🕹 ゲーム風：HPのチェック

hp = 0

if hp <= 0:
    print("ゲームオーバー！")
else:
    print("まだ戦える！")

🔗 複数条件（and / or）の例

x = 8

if x > 5 and x < 10:
    print("xは5より大きく、10未満です")

🔄 ネスト（入れ子）した条件

age = 20
student = True

if age >= 18:
    if student:
        print("学生の大人です")
    else:
        print("社会人です")
else:
    print("未成年です")

import random

# プレイヤーの手を入力
player = input("じゃんけん！出す手を選んで（グー・チョキ・パー）: ")

# コンピュータの手をランダムに決定
hands = ["グー", "チョキ", "パー"]
computer = random.choice(hands)

print(f"コンピュータは「{computer}」を出した！")

# 判定ロジック
if player == computer:
    print("あいこだね！")
elif (player == "グー" and computer == "チョキ") or \
     (player == "チョキ" and computer == "パー") or \
     (player == "パー" and computer == "グー"):
    print("あなたの勝ち！")
else:
    print("あなたの負け…")

answer = input("Q. 日本の首都はどこ？: ")

if answer == "東京":
    print("正解！さすがです！✨")
else:
    print("ブブー！正解は「東京」だよ！")

score = 0

q1 = input("Q1. Pythonのキーワードで条件分岐に使うのは？（if / for / def）: ")
if q1 == "if":
    print("正解！")
    score += 1
else:
    print("残念！正解は if だよ。")

q2 = input("Q2. 数が等しいか比べる演算子は？（= / == / !=）: ")
if q2 == "==":
    print("正解！")
    score += 1
else:
    print("残念！正解は == だよ。")

print(f"あなたのスコアは {score} / 2 点です！")